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2016年10月31日 (月)

アイヌのための新しい法律に先住権は欠かせない2 小川隆吉さん

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アイヌ遺骨返還請求訴訟原告団の記者会見から

2016年10月21日、札幌弁護士会館

●記者

報道によると、アイヌ政策を進めるための新しい法律を模索する動きがあります。みなさんは、遺骨返還要求運動を通じて、先住権の回復・復興を訴えていらっしゃいますが、政府や北海道アイヌ協会の新しい法律のアイディアには、先住権への言及がないようです。新しい法律を作るならこうしたことを求めたい、ということがあればお聞かせ下さい。

●小川隆吉さん

あんね、この裁判を提起したのは、私なの。火をつけたんだ。いまはこの問題が和解に入って、和解とは、互いの言い分を寄せ合うことでしょう? 主張が100%通らなくても、私たちは謝罪と和解金はいらないと言って、ただただ骨だけを返せと主張して、ついに7月に実現しました。

もしアイヌ新法を本気で作るんであれば、今から30年前に書いた法律(社団法人北海道ウタリ協会「アイヌ民族に関する法律(案)」1984年)がある。その法律をちゃんと読んで、中身を読んで! 

これね、文化だけではなくて、みんなみんな、自立する資金をつくる、と書いているんだよ。それによってアイヌは自立すると。その中に、骨の問題が入ると思っている。でしょ? 北海道全土を奪われて、骨まで奪われて……。

昨日の新聞によると、「北海道が象徴空間の応援団になる」と書いてあるの(「象徴空間100万人へ応援団」『北海道新聞』2016年10月20日朝刊)。もう、決定的に、百万人を集めると書いてある。ぜんぶぜんぶ、経済問題ばっかりだ。で、骨のことについては一切語っていない。でしょ? 何を応援するのか? 

ドイツにも17体の骨があって、ドイツではそれを返すといっているんだよ。これね、(返還を受けるための)準備に、何ができるかと思っているの。

浦河に骨が帰ってから、あの地域が目に見えない形で変わろうとしています。賛成反対ではなくて、地域の多くの人たちがあれ(葬送)を見ていた。みなさんのようなシャモたちが花を持って、杵臼の墓地にタクシーに乗って行くんだって。それを聞くと、やってよかったと思っている。終わります。

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