« 伊藤昌一氏の論文「北大医学部解剖学教室におけるアイヌの形質人類学的研究」の解題が進んでいます | トップページ | アイヌ政策推進会議に要請文をお届けしました »

2011年7月 7日 (木)

「第3回アイヌ政策推進会議」(6/24)資料が公開されました

首相官邸の政策会議「アイヌ政策推進会議」の第3回会議が2011年6月24日、首相官邸で開催され、このほど当日の配布資料が公開されました。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/ainusuishin/dai3/haifu_siryou.pdf

この会議では、「民族共生の象徴となる空間」と呼ぶ新施設を北海道内に建設する計画が議論され、明治から昭和期にかけて各大学がアイヌ墓地を「発掘」などして収集した遺骨を、この新施設に集める案が出ています。

<アイヌの精神文化の尊重という観点から、各大学等に保管されているアイヌの人骨について、遺族等への返還が可能なものについては、各大学等において返還するとともに、遺族等への返還の目途が立たないものについては、国が主導して、アイヌの人々の心のよりどころとなる象徴空間に集約し、尊厳ある慰霊が可能となるよう配慮する。集約の対象となる人骨を特定し、人骨の返還や集約の進め方に関する検討を行うため、各大学等の協力を得て、アイヌの人骨の保管状況等を把握する。なお、集約に際しては、施設の設置場所に留意するとともに、地元の理解を得るよう努めるほか、集約した人骨については、アイヌの人々の理解を得つつ、アイヌの歴史を解明するための研究に寄与することを可能とする。>(配付資料2−2「「民族共生の象徴となる空間」作業部会報告(概要)」から)

これに対し、わたしたち「北大開示文書研究会」は、次のように考えています。

<日本政府は政府の責任においてアイヌ人骨問題の歴史的経緯を検証し、その歴史的責任を自覚し解決に努力すべきであります。「共生空間」の整備に伴うアイヌ民族の遺骨を納める慰霊施設を設ける計画に於いても、遺骨を一か所に集めるなどの安易な解決を図ることがあってはなりません。>(2011年6月10日付け「日本政府への要請文」から)

« 伊藤昌一氏の論文「北大医学部解剖学教室におけるアイヌの形質人類学的研究」の解題が進んでいます | トップページ | アイヌ政策推進会議に要請文をお届けしました »

アイヌ・先住民族・遺骨返還」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/574743/52142314

この記事へのトラックバック一覧です: 「第3回アイヌ政策推進会議」(6/24)資料が公開されました:

« 伊藤昌一氏の論文「北大医学部解剖学教室におけるアイヌの形質人類学的研究」の解題が進んでいます | トップページ | アイヌ政策推進会議に要請文をお届けしました »